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HOME > 桐朋学園音楽部門について > 部門長の挨拶
皆様お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますか。困難なコロナウィルスの影響を世界中の人々が受けて3年目をむかえました。まだまだ制約が続く毎日ですが何とか乗り切りたいものです。12期生の辰巳明子です。今後よろしくお願い申し上げます。
今、創立から70年を迎え感じておりますのは、桐朋は何と大規模な学校に変貌したかという事です。学生数は仙川の高校、大学、大学院、富山の大学院大学、オーケストラアカデミー、仙川の音楽教室のみでも約1700人。これに地方の音楽教室が加わるのです。この大勢の学生生徒を支える教職員の力強い働きにより、宗次ホールを含む新校舎も、8年間をかけて整い、在校生、卒業生の活躍が、ことに最近話題にのぼっております。最近のこの状況下においても、桐朋学園の存在意義が、ずっと持続できております事を本当に感謝しております。
この大きな所帯になりました桐朋が、失ってはいけないもの、変わっていかねばならない事など、10年先の理想的な姿を追うために、熟考し目標を明確にしてゆかなければなりません。実技専攻の学生達は、先生と共に強い意志を持ち、毎日猛勉強しています。みずからの感性を納得させるには、とどまることのない努力試練です。
学校全体でこの様な熱心な学生をしっかりと支え、国際社会で活躍できる人材へと成長していく場を提供、音楽を通して社会に貢献できる、音楽性、社会性両方を備えた誠実な音楽家を送り出したいと願っています。
そのためには私は、学生生徒、教職員、保護者、関係先、地域社会の人々に目を向け、構成員一人ひとりが活力を高めながら一体感を持てますよう、人を尊重大切にしたいと思っています。どうぞご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。
音楽部門長 辰巳 明子