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第91回日本音楽コンクールピアノ部門第1位の坂口由侑さんと指導教員の朴久玲教授にインタビューいたしました

第91回日本音楽コンクールピアノ部門で第1位に入賞されました坂口由侑さん(大学3年)と指導教員である朴久玲教授から、今回の受賞にあたり、インタビューを行いましたのでご紹介いたします。(広報チーム)

第91回日本音楽コンクールピアノ部門第1位、岩谷賞(聴衆賞)
坂口 由侑さん(大学3年 ピアノ専攻)

ーコンクール1位を獲得されての率直な感想を聞かせてください。
日本音楽コンクールの本選会という場で、素晴らしいオーケストラの皆様とマエストロと一緒に好きなように楽しく演奏させていただけただけでも嬉しかったのですが、最高の結果もいただけたようでびっくりしました。

 

ーこれからの目標等ありましたら教えてください。
クラシック音楽に興味を持っていただける入口を広げるような活動をしたいと思っています。その理想のために更なる精進を重ねていきます。

 

ー今後、桐朋を目指す受験生の方に一言お願いします。
狭い部屋で練習したり勉強したりを重ねていると、音楽が小さくなっていきます。そうならないためにも他の芸術や自然に触れる時間をつくると、より大きな音楽づくりに発展すると思います。視野を広く音楽を広く進んでいってください。

〇指導教員
朴 久玲 教授

ー坂口さんの今回の受賞についてのご感想をお聞かせください。
大変嬉しいです。音教でお世話になりました清水美左子先生、試験やスチューデントコンサートなどで暖かく見守って下さった、多くの大高の先生方にも感謝申し上げます。
用務の※桜沢さんからも、「練習しに来る彼と、毎朝5時の電車で会っていたよ!」とお祝いの言葉をいただきました。※本学ベテランの用務の責任者

ーちなみに坂口さんはどのような学生さんでしたか。
高1から指導し今年で6年目ですが、音楽なしでは生きていけない青年です。黙々と研究し練習を積み上げる、大変な努力家です。また高3のミュージカルでは、役に没頭するあまり右手を骨折したというエピソードを持つ情熱家です。


ー坂口さんへさらなるアドバイスがあるとしたら何でしょう。
演奏家はナマモノなので、常に自己を探究し変化する坂口君に、私は現在のベストに近づくための道標を与えるだけと思っています。


今後、坂口さんに期待されることがありましたら教えてください。
音楽以外の様々な経験を通して、人として大きく豊かに成長して下さい。全く価値観の異なる人たちとの交流、文学の読破、海外異文化体験などですね。長い人生、様々な経験を糧に、焦らず息の長いピアニストになってください。ピアニストから音楽家へ、音楽家から芸術家へ、その歩みを楽しみにしています。

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