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桐朋学園大学院大学 トップ > 大学院概要
桐朋学園大学院大学は、小規模ながら、恵まれた教育環境と施設設備とともに、学生個々の研究計画に十二分に応えられる教育課程(カリキュラム)と、世界に誇る優れた指導陣を擁しています。
その教育は、芸術行為・音楽実践の原点に立ち返り、「演奏の様式性の獲得」と「感性教育の実践」を建学の精神とし、音楽表現の無限の多様性を感受し、表現することのできる教養ある音楽家を育成することにより、国際的に貢献することを目的としています。
・建学の精神 「演奏の様式性の獲得」「感性教育の実践」
我が国の音楽系高等教育機関は国際的な視野で見た場合、まだ欧米文化の受容の域を出ていないのが現状である。西洋音楽を学んだ大学学部生が国際的に通用するさらに高度な音楽能力と教養を身につけるには、大学院教育が不可欠であることは言うまでもない。
本学は、これまで我が国の先端的な音楽教育を実践してきた「桐朋学園大学」における音楽教育の経験を基礎に、音楽専門の大学院教育は今後どのように行われるべきか、大学院教育によって世界の音楽文化にいかに寄与するかという大きな視点から開設された。その教育は、芸術行為・音楽実践の原点に立ち返り、「演奏の様式性の獲得」と「感性教育の実践」を根本におき、建学の精神とする。
・大学の目的
本学は、音楽芸術の演奏及び学術的理論並びにその応用について教育研究し、芸術文化に関する幅広い識見、卓越した能力及び創造性ゆたかな芸術的感性を養い、もって文化の進展に寄与することを目的とする。
・教育の目的
本学研究科は、広い視野に立って精深な学識を授け、音楽芸術の清新な表現に関する理論及び技術についての研究能力並びに高度の専門性が求められる職業等を担うための卓越した能力を培うことを目的とする。
修了審査については、以下の2つの方法があります。
・修士論文による審査
・楽曲研究基礎を2年間履修し、論文作成のための必要な指導を受け、修士論文を執筆
・修士論文面接
・修士演奏による審査
・20分程度の実技演奏試験(修士リサイタル演目以外)
・レポート作成のための必要な指導を受け、研究レポート(5,000字以上)を執筆
・口頭試問
修了審査は、本学ディプロマ・ポリシーに基づき、以下の基準により総合的に評価します。
修士論文による審査
・修士論文は、学位申請者が主体的に取り組んだ、学術的意義のある、音楽分野における研究に基づいたものであり、明確な研究目的をもち、論述において専門性、独創性、論理性、客観性を有していること。
・修士論文面接において、質疑に対して適切な回答ができること。
修士演奏による審査
・修士演奏としてふさわしいプログラム構成であり、作品の背景・様式等を明確に把握し優れた演奏技術および豊かな表現能力を有していること。
・研究レポートは、学位申請者が主体的に取り組んだ、学術的意義のある、音楽分野における研究に基づいたものであり、課題設定が適切で、論述において独創性、論理性を有していること。
・口頭試問において、質疑に対して適切な回答ができること。
以下の能力を身につけ、かつ所定の単位を修得した学生は修了が認定されます。
本学のカリキュラム(教育課程)は、学生各個の主体的な研究活動を活かしつつ、個々に専攻する楽器について、より高度な演奏技能を修得するとともに、「重奏研究」「オーケストラによるコンチェルト実習」など、大学学部卒業後の研究にふさわしい多彩な内容となっています。とりわけ「重奏研究」においては、学生同士のみならず、指導教員との共演による実技研究を特徴としており、多様な演奏様式と表現法を学修することができます。また、「作品分析」などの講座系の授業も実習系の科目に深く関連させながら、厳選されたプログラムによって、学生各個の主体的研究が効果的に行われるように編成されています。
本学は、芸術行為・音楽実践の原点に立ち返り「演奏の様式性の獲得」と「感性教育の実践」を建学の精神とし、将来「音楽表現の無限の多様性を感受し、表現することのできる教養ある音楽家として、国際的に活躍することのできる者」を学生として受け入れている。
本学の建学の精神・教育目的を理解し、本学における研究に必要な音楽的能力を有する者を、演奏実技試験及び研究計画書に基づく面接によって選抜している。
本学は、音楽表現の無限の多様性を感受し、表現することのできる教養ある音楽家を育成し、国内はもとより、国際的にも活躍する人材の輩出を目指している。入学試験においては、顕在的、潜在的能力を有する者を「技術の到達度」、「表現力」、「感性」、「個性」などの観点を主眼としつつ、実技の能力のみに偏らず、大学院での具体的な研究計画を提出させ、総合的に本学に受け入れるべき学生かどうかを判定するための課題を課している。
桐朋学園大学院大学では、ディプロマ、カリキュラム、アドミッションの3つのポリシーに基づき、機関・教育課程レベル、科目レベルの2段階で学修成果等を確認・評価する。
1:機関・教育課程レベル
学生の修了率、修了後の就職/進路状況、資格取得状況、単位修得状況、アンケート調査結果等から学修成果の達成状況を確認・評価する。
2:科目レベル
シラバスで示された科目の到達目標に対する評価、授業評価アンケート、成績評価等の結果から、科目ごとの学修成果の達成状況を確認・評価する。
各ポリシーの検証方法
アドミッション・ポリシー | カリキュラム・ポリシー | ディプロマ・ポリシー | |
---|---|---|---|
機関・教育課程レベル | ・入学選抜試験 ・入学後の研究計画書 |
・休学/退学/留年状況 ・単位修得状況 ・学修状況 |
・学位授与数 ・進路状況 ・免許/資格取得者数 ・修了時アンケート |
科目レベル | ― | ・各科目の成績評価 ・授業評価アンケート |
・修了審査/修士リサイタルの成果 |
2024年5月1日現在
専任教員 | 男性 | 女性 | 計 |
---|---|---|---|
教授 | 2 | 2 | 4 |
准教授 | 0 | 1 | 1 |
非常勤教員 | 11 |
---|
※ 専任教員数と非常勤教員数の比率: 専任教員 31%(5人)、非常勤教員 69%(11人)
※ 年齢別教員数: 40代-2人、50代-9人、60代-2人、70代-3人
入学定員 | 収容定員 | |
---|---|---|
音楽研究科 演奏研究専攻 | 10 | 20 |
2024年度 入学者数
男 | 女 | 計 |
---|---|---|
2 | 5 | 7 |
2024年5月1日現在 在学者数
男 | 女 | 計 | |
---|---|---|---|
1年次 | 2 | 5 | 7 |
2年次 | 1 | 4 | 5 |
計 | 3 | 9 | 12 |
※ 収容定員充足率: 60% (在学者数:12人/収容定員:20人)
※ 教員一人当たりの学生数: 1人 (在学者数:12人/教員数:16人)
2023年度 修了者数
男 | 女 | 計 |
---|---|---|
3 | 2 | 5 |
入学者推移
2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 |
---|---|---|---|---|
8人 | 10人 | 7人 | 5人 | 7人 |
その他
2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
---|---|---|---|---|---|
学位授与率 | 78% | 92% | 89% | 100% | 100% |
退学、除籍者数 | 1人 | 0人 | 1人 | 2人 | 0人 |
中退率 | 11% | 0% | 5% | 12% | 0% |
留年者数 | 1人 | 1人 | 1人 | 0人 | 0人 |
※ 社会人学生数: 0人 (社会人入学制度なし)
※ 留学生数及び海外派遣学生数:
● 留学生-2011年度及び2012年度 1名(韓国) ● 海外派遣学生数-0人(海外派遣制度なし)