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         W.A.Mozart

   管楽器のための協奏曲
      
 
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   モーツァルト年表
   モーツァルトの協奏曲と管楽器
 
管楽器のための協奏曲

所蔵リスト
1. K191(186e) ファゴット協奏曲
 ◎楽譜
 ◎録音・映像資料

2. K314(285d) オーボエ協奏曲

 ◎楽譜
◎録音・映像資料

3. K313
285c) フルート協奏曲
◎楽譜
 ◎録音・映像資料

4. K315(285e) アンダンテ

 ◎楽譜
 ◎録音・映像資料

5. K314(385d) フルート協奏曲
 ◎楽譜
 ◎録音・映像資料

6. K299(297c) フルートとハープのための協奏曲

 ◎楽譜
 ◎録音・映像資料

7. K417 ホルン協奏曲

 ◎楽譜
 ◎録音・映像資料

8.
K495 ホルン協奏曲
◎楽譜
◎録音・映像資料

9. K447 ホルン協奏曲
 ◎楽譜

 ◎録音・映像資料

10. K412/514(386b) ホルン協奏曲

 ◎楽譜
◎録音・映像資料

11. K622 クラリネット協奏曲
 ◎楽譜

 ◎録音・映像資料

12-1. K Anh9(297b) 協奏交響曲
 ◎楽譜

 ◎録音・映像資料

12-2. 297b 協奏交響曲Fl. Ob. Fg. Hr. のための復元再構成版
 ◎楽譜

 ◎録音・映像資料

13. 他の管楽器への編曲
 ◎楽譜

   ◎録音・映像資料
 




 管楽器のための協奏曲

 

  ホルンのための協奏曲                     

 

  ロイトゲープとホルン協奏曲

 モーツァルトの周辺には、つねに優れたホルン奏者がいた。なかでも、イグナーツ・  ロイトゲープはザルツブルク時代だけでなく、ウィーンで再会してからも親友であり続けた。(「モーツァルト “天才”の素顔とその音楽の魅力」より)

多くの伝記作家がロイトゲープのホルン奏者としての能力を評価してきたが、それを最もありありと証言するのは、モーツァルトが彼のために作曲した音楽であろう。

(「モーツァルト全作品事典」より)

 4曲のホルン協奏曲のうち、第1、第3番の作曲年は自筆譜研究によって大幅に訂正された。その結果、4曲の成立順は、第2番、第4番、第3番、第1番と修正されねばならない。(「クラシック名曲ガイド3」より)

 

7.K417(第2番)変ホ長調:1783

 ロイトゲープのための第1作。終楽章では、ホルンをからかうような音型を第1ヴァイオリンがたびたび奏するという、成立事情をしのばせるユーモラスな筆致が彩りをそえている。(「クラシック名曲ガイド3」より)

▼自筆譜冒頭の献辞は「1783527日、ウィーンにてロバ、牛、阿呆のロイトゲープにあわれみを覚えて」という珍妙なもの

  

 

8.K495(第4番)変ホ長調:1786

 モーツァルトの自作品目録に「ライトゲープのためのヴァルトホルン協奏曲」と記されているこの曲は、自筆譜が、黒のインクをごちゃまぜに使って書かれていることで知られる。この色分けはロイトゲープをからかっての冗談と思われてきたが、新全集の校訂者ギークリングは、こうした色の使い分けによって、モーツァルトは強弱や表情の細かいニュアンスを伝えようとしたのではないかと推測している。(「モーツァルト事典」より)

 

角丸四角形: ・ロイトゲープの衰え!?
第3番と第1番では、先に成立した第2番と第4番では使われていた高音域がまったく使われていないのである。ロイトゲープは何らかの理由で、1787年以降は高音域の吹奏ができなくなったのであろうか。その理由として、ロイトゲープの高齢化を挙げる研究家がいる。
この推測が事実ならば、モーツァルトは親友に対する心優しい配慮をもって、ニ長調の協奏曲を書き始めたのであろう。(「モーツァルト “天才”の素顔とその音楽の魅力」より)
 


 

9.K447(第3番)変ホ長調:1787年?

 意欲的な楽曲構成の中にホルンの個性がのびやかに息づく4曲中の最高傑作。オーボエの代わりにクラリネットが用いられていることも大きな特徴で、内面的なニュアンスの形成に積極的な役割をはたしている。(「クラシック名曲ガイド3」より)

 

10K412/514386b)(第1番)ニ長調:1791

 モーツァルトの死によって未完成で残された1791年の作品。(「クラシック名曲ガイド3」)

 日付の記入されていない自筆譜には、完成した第1楽章の後、独奏ホルンと弦楽器のみのスコア配置による、フィナーレ全体のスケッチが記されている。この第2楽章には、第2の完成された筆写譜が存在する。この筆写譜は、フランツ・クサーヴァー・ジュースマイヤーの筆跡で書かれ、この弟子が師の未完のロンドを完成したものである。

「ロンド・フィナーレ」のスケッチでは、モーツァルトは、しばしば作曲家の辛らつなユーモアの標的とされたヨーゼフ・ロイトゲープに向けて、一連のこっけいな指示や悪態を書きとめている。「ああ、悪名高きブタめ」「ここで一呼吸」「羊でさえこんなふうにトリルができる」、そして(ロンド主題を4度目に繰り返した後)「もう4回目でぼくを飽きあきさせるが、おかげでこれで最後だ」。速度表示さえ冗談である。ホルン・パートにはアダージョ、弦楽合奏にはアレグロの指示がある。おそらくロイトゲープがテンポを引きずりがちであることをほのめかしているのかもしれない。(「モーツァルト全作品事典」より)

 桐朋学園大学音楽学部附属図書館