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「桐朋学園宗次ホール」の竣工式、お披露目会が行われました

2020年2月17日より着工した仙川キャンパス二期工事は2021年3月19日に完了し、桐朋学園音楽部門待望の「桐朋学園宗次ホール」が完成しました。

3月22日午前11時からは仙川キャンパス333室において竣工式が行われ、神事として布多天神社ご神職のご協力のもと、宗次德二様(桐朋学園宗次ホール名誉館長、CoCo壱番屋創業者、NPO法人イエローエンジェル理事長)、隈研吾様 (隈研吾建築都市設計事務所主宰、東京大学特別教授)、唐沢誠様(唐澤誠建築音響設計事務所代表) 前田操治様(前田建設工業株式会社代表取締役社長)、市川晃様(住友林業株式会社代表取締役会長)、工事関係者の皆様、河原桐朋学園理事長、音楽部門からは梅津学長、長瀬理事をはじめとする建築委員会のメンバーが参列して今回の工事が安全に滞りなく完了したことへの感謝と音楽部門の弥栄を祈願いたしました。神事の後は完成したホールに場所を移し、お披露目会として宗次奨学生である北川千紗さん(桐朋学園大学大学院修士課程)と西原瑠一さん(桐朋学園大学大学院博士課程)による「ベートヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番《春》第1楽章」が奏楽として特別演奏されました。

宗次德二様からは祝辞として「梅津学長からのお手紙で始まったこのホール建設の夢が今日こうやって実現し完成を迎えました。このホールの完成は私の生涯の中でも特別にうれしいこととして記憶に残ることとなりました」とのお言葉をいただき、隈研吾様からは「CLT(クロス・ラミネーティド・ティンバー、直交集成板)採用した音楽ホールとしては世界初となりました。折り紙のような折板構造を用いた難易度の高いレベルの施工でありましたが前田建設様と住友林業様のご協力で高い音質を実現することができました。世界のコンサートホールの中でも歴史に一つの名を刻んだのではないかと思っています」とのご祝辞を賜りました。

最後に梅津学長よりの挨拶として「このホールは革新的であり伝統的でもあります。このホールは桐朋生だけの場でなく、若い音楽家の将来の活躍のための場としても無償で提供していきたいと思っています。どうか今後もホールとしての成長を見守っていただきたい」との言葉で締めくくられました。

完成した桐朋学園宗次ホールは、木造一部RC造(地下)地下1階地上3階建て延べ2392㎡。音楽ホールと講義室、レッスン室で構成されています。客席数最大234席、残響時間約1.7秒(満席時)です.。基本設計、デザイン監修については隈研吾建築都市設計事務所、実施設計・監理、施工については前田建設・住友林業JVにご担当いただきました。

宗次德二様

竣工式(333室)

隈研吾様

特別演奏(桐朋学園宗次ホール)

唐澤誠様

宗次德二 様

前田操治様

隈 研吾様

宗次德二様

桐朋学園宗次ホール(外観)

隈研吾様

桐朋学園宗次ホール(舞台から客席を臨む)

唐澤誠様

天候にも恵まれました

前田操治様

梅津学長

音楽部門

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桐朋学園音楽部門