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桐朋学園 音楽部門 トップ > 仙川キャンパス建築関係 > 建築NEWS > 建築NEWS 令和元年5月16日
5月10日午後、東京駅からほど近い「日本工業倶楽部」の一室を使って「宗次德二氏寄付による、隈研吾氏設計『桐朋学園宗次ホール(仮称)』建設発表」が行われました。
日本工業倶楽部の建物
会見が始まる直前のタイミングで後ろに座席をたくさん増やすなど、大勢の参加者にお越しいただき、登壇者4名の方々のお話と、参加記者の方々からの活発な質疑応答まで、1時間ほどの記者会見となりました。
仙川の現校舎の隣に建設される新しい建物の外観イメージが、これ。この中にホール、教室などが入ります。
2020年12月竣工予定です。左端にちらりと見えるのが、現在の木造校舎。
ホールは「学びの場」なので、ステージはピアノ1台のソロから、16型フル編成のオーケストラまで、乗ることができます。
ホールの内部はこのようなイメージです
ご挨拶の文章と共に、学校からは「新ホールの特徴」という文章を配布しました。
新ホールの特徴
・宗次德二氏の寄付による隈研吾氏設計のホール ・世界で初めてのCLT(最先端木材合板)を使った木造のホールです そこにレッスン室、教室を加えた、全木造地上3階建てになります ・客席数、約300席の小ぶりのホールでありながら、 大編成オーケストラが乗れる広い舞台を持つ 個性的なホールです
・音楽ホールを持って来なかった桐朋の、念願のホール ・仙川キャンパスで高大一体教育を営む桐朋音楽教育の象徴となる空間です |
この日スピーチをしてくださったのは次の方々です。
・われわれの第2期工事のプロジェクトに8億円もの資金的援助を下さる
宗次德二様(カレーハウスCoCo壱番屋の創業者、NPO法人イエローエンジェル理事長)
宗次さんは、本学の学生のために、奨学金も作ってくださいました。
・第Ⅰ期工事に引き続き、建物のデザインを担当し、最後まで細部にこだわってデザインをしてくださった
隈研吾様(建築家、東京大学教授)
今、最も活躍している建築家。新国立競技場の他、世界で話題になっている多くの建物のデザインを手がけられました。
もちろん、我々の現木造校舎も!
・第2期工事建物のホール音響設計、防音・遮音対策を担ってくださる
唐澤誠様(唐澤誠建築音響設計事務所代表)
名古屋にある「宗次ホール」も唐澤さんの音響設計です。「いい音」にこだわって、仕事をしてくださっています。
・第Ⅰ期工事に引き続き、第2期工事を住友林業と共にJVとして施工する
前田操治様(前田建設工業株式会社代表取締役社長)
1期工事での経験を活かして、さらに良い建物をお願いいたします!
会見終了時に、これら4人の登壇者の方々で記念撮影をして、この会はお開きとなりました。
(記:建築委員長 長瀨浩平)