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1958年仙台生まれ。桐朋学園大学作曲科を経て同大学研究科を修了。三善晃氏に師事。第46回(室内楽)および第51回(管弦楽)日本音楽コンクールにおいて、第1位、2位を受賞。1984年、日本交響楽振興財団第7回作曲賞。1985年および1987年、旧西ドイツの八ンバッ八賞国際作曲コンクール、管弦楽、室内楽両部門において、それぞれ1位を受賞。以後、管弦楽作品がヨーロッパ各地で演奏、放送される。1988年、仙台において、オペラ「双子の星」(宮沢賢治原作)を初演。1990年、第16回民音現代作曲音楽祭の委嘱による二群の混声合唱とオーケストラのための「ヒュムノス」が初演される。
1991年、村松賞受賞。1994年、演奏・作曲家集団〈アー一ル・レスピラン〉同人として、第12回中島健蔵音楽賞を受賞。2001年、宮城県芸術選奨受賞。日本作曲家協議会、同人アール・レスピラン等に所属。桐朋学園大学院大学教授、桐朋学園大学音楽学部、東京藝術大学非常勤講師。
「作品は室内楽からオペラまであらゆる分野におよび、常に構造とソノリティを重視した純音楽的志向を作曲の核としている。伝統的な音楽語法の延長に今日的な在り方と新たな地平、視座を見出そうとし、音による造形と表出、劇性の高いテクスチュアによる展開を特徴とする」(『日本の作曲20世紀』より)。また、合唱作品に関しては圧倒的な人気を誇っている。
主な作品として「弦楽四重奏曲」(1983)、「ヴァイオリン協奏曲」(1984)、「交響的変容」(1985)、「プロラツィオ」クラリネットと13楽器のための(1990)、「5つの協奏的断章」室内管弦楽のための(1994)、合唱オペラ「森」(1997)、「みみをすます」童声合唱と管弦楽のための(1999)、「レクイエム」混声合唱と管打楽アンサンブルのための(2000)、「カントマニエリスモ」室内管弦楽のための、「セブン ソングズ オブ ナンセンス」(2001)、「遠野幻燈」二群の童声合唱とパーカッションのための詩曲(2002)、「情燐戯画」混声合唱と独奏打楽器のための、「ティル ナ ノグ」(2004)、などのほか、多数の合唱作品がある。